親子をつなぐ絵本のちから 【後編】

2021年8月26日

北名古屋市にある絵本と児童書の専門店「こども古本店」でのインタビュー後編です。

続いては店長の中島さんからイベント情報などをお聞きしました。

●単なる読み聞かせじゃない「エンターテイメント読み聞かせ」

「こども古本店」では、二階のホールで毎週土日の15時から「絵本と紙芝居の読み聞かせライブ」を開催しています。

こどもだけでなく一緒に参加した大人も楽しんでもらえるような雰囲気づくりを心がけています。

参加したお客様からも「楽しかった」「いつもはあまり絵本を楽しんでくれないけど、今回は本当に楽しそうでした」「本を好きになってくれた」という嬉しいお声を頂くそうです。

私も以前に訪れた時に、こどもと参加しましたが、読み手である中島さん自身が本当に楽しそうに読んでいて、こどもたちとの楽しい問いかけもあり、本当に惹きつけられる時間でした。

●古本店だから伝えられること

現在はコロナの影響で中止していますが、クリーニング工房のお仕事体験もできます。

専用のエプロンを付け、実際の道具で絵本をクリーニングし店頭にディスプレイする体験です。

クリーニングの工程を経験することで「ものを大切にする心」「仕事の大切さ・憧れ」を伝えていきたい、そんな思いも込められています。

完成品ばかりを手に取るのでなく、どうやってできているのか・どんな人が携わっているのか、その工程を体感することができます。

感染拡大が落ち着いたら、再開されるそうなので、HPやSNSをチェックしてみて下さいね。

中島さんは、コロナ禍のマスク着用により口元もわかりづらく、話すことも制限されているため、こどもたちの「しゃべる力」がどんどん弱くなっていると感じています。

さらにiPadやDVDなどデジタル化されたものが溢れ、様々な場面で歪みが生じているとも。その溝を埋められるのはアナログツールである絵本であり、こどもたちと大人の心をつなぐ力を絵本は持っている。

時代に逆行しているかもしれないけど、この場所で絵本の魅力を伝えていきたい、そんな思いで日々絵本とこどもたちと向き合っています。

●気になるコロナ対策は?

古本店と聞くと衛生面が気になるママも多いと思います。具体的なコロナ対策も伺いました。

・店内各所に消毒液の配置

・定期的な備品消毒

・毎日のスタッフ検温とマスク着用

これらはもちろん、読み聞かせライブなどのイベント時には参加者全員の検温・マスク着用(配布も)、人数制限もしています。

また店内の絵本はすべて図書消毒機にかけてあります。図書消毒機は本の内部まで消毒するので99.9%ウィルス除去できるので安心して手に取って頂けます。

また混雑状況もGoogleマップで検索するとわかるので、来店前にチェックしてみて下さい。土日は混雑する傾向なので人込みを避けたい場合は平日の来店をおススメします。

今なら夏休みならではの親子で楽しめる工作キットもたくさん置いてありますよ。

いかがですか、みやちゃんと中島さんの想い・絵本の魅力、伝わりましたか。

おうち時間が増え、親子で過ごす時間も増えたと思います。

「こども古本店」で絵本を一緒に選び、一緒に読むことで、ものの大切さ・親子の心のつながりを感じてみませんか。

🍀こども古本店 ツナギ畑本店🍀

〒481-0039 愛知県北名古屋市法成寺ツナギ畑101

  • TEL:0568-68-8662
  • 営業時間:10:00-18:00
  • 定休日:水曜日・年末年始休業

https://www.kodomofuruhonten.net/

☆ この記事を書いてくれたライターさんは…