あたらしいより、あたたかい『こども古本店』

2021年4月19日

北名古屋市に新しくOPENした、こども古本店を取材させて頂きました。

少しでも多くの方に、こども古本店の魅力を伝えるべく、レポートします!

2011年にオンラインストアを開店。

全国・海外にリサイクル絵本を提供しながら、

2015年には日本初の絵本の移動販売車「移動絵本屋」を開店。

東海地方を中心に、遠くは東京、大阪でも移動絵本屋を出店しました。

2020年春、コロナの影響によるイベント自粛をきっかけとし、

移動絵本屋は活躍の場を失います。

「それでも、絵本を。」という想いから、

店主が生まれ育った北名古屋市に

実店舗の『こども古本店 ツナギ畑本店』を開店されたそうです。

「前の持ち主の思い出を、大切に次の時代へと繋げたい。」という、

熱い想いをお持ちの店主様が、こどもたちに喜んでもらいたい

という気持ちを込めて作られた、

絵本の世界の店内を紹介していきます。

まず、店内に入ると出迎えてくれるのが、

[らぶっく号]です。

絵本の街を走り抜けて、

職人さんが修理した絵本を乗せて、

こどもたちへ夢を届けます。

わくわくする運転席では、座って本を読むことが出来ます。

入って左手側にあるのが、森の中をイメージして作られた、

[絵本の森]です。

どんぐりのライトがつるされた、

ほっこりしたスペースになっていて、

寝そべって本の世界を散歩することが出来ます。

絵本の森の奥には、

人気キャラクターのグッズ売り場が設けてあります。

品揃えも豊富で、ママ友同士のギフトなども揃いそうです♪


店内を進んでいくと、

[絵本クリーニング工房]があります。

こどもたちに安心な本を届けるために、

絵本の修理や、クリーニングをする場所です。

冷蔵庫のようなものは、図書消毒機です。

この図書消毒機を導入した本屋さんは、こども古本店さんが

日本で初めてだそうです。

工房内で使われている大きなテーブルは、

以前この場所に店舗があった桃花亭さんの

大看板をリサイクルしたものです。

こういったテーブルのように、店内の随所に、

「ものを大切にする。」という心遣いがあるのです。

こちらは、[童話の小部屋]です。

集まってくるこどもたちや、

大人にも人気なこのスペース。

屋根裏部屋をイメージして作られています。

すぅっと絵本の世界へ入り込めるような、静かで落ち着いた空間です。

窓には、時間の経過によって変化する、影絵が映ります。

何をイメージしたシルエットでしょうか。

この世界観を、是非一度、実際に見て感じて頂きたいです。

店内奥には、とてもポップで可愛らしいデザインで作られた、

[ベビーハウス]があり、こちらで授乳、オムツ替えが出来ます。

また、壁面には、[こども古本店ってなあに]のコーナーがあり、

活動内容や、可愛く再現されたジオラマや、

毎日のようにお店に届く、こどもたちからの手紙が展示されています。

お子様と一緒に、こども古本店のファンになって手紙を送れば、

展示してもらえるかもしれません♪

絵本修理の職人さま方が手掛けた、

しかけ絵本の迫力に魅了されながら、

らせん階段へ向かいます。

らせん階段には、当店のシンボルツリーの、

[本の木]があり、美しく開いた、

しかけ絵本の実を付けています。

階段をのぼっていくと、[ギャラリー]があります。

2名の作家さんによる作品が、展示、販売されています。

店主様の、「才能ある女性の活躍できる場を提供したい。」

という想いから実現したスペースです。


その先には、絵本の読み聞かせや、

イベント会場として使われている、[ホール]があります。

夜空をイメージした空間で、天井を見上げると、

月や星のアートが広がっています。

ここに置かれている本も、星や宇宙など、

夜空を連想させる種類のものばかりです。

絵本の読み聞かせは、

毎週土日の、14時から開催されています。

絵本のプロによる、絵本の世界での読み聞かせを、

是非一度体験してみてはいかがでしょうか。

ここまでは、店内の様子をレポートさせて頂きました。

次の記事では、熱い想いをお持ちの店主様へのインタビューを、

まとめてお伝えします。

☆ この記事を書いてくれたライターさんは…