北名古屋市に新しくOPENした、こども古本店を取材させて頂きました。
少しでも多くの方に、こども古本店の魅力を伝えるべく、レポートします!
2011年にオンラインストアを開店。
全国・海外にリサイクル絵本を提供しながら、
2015年には日本初の絵本の移動販売車「移動絵本屋」を開店。
東海地方を中心に、遠くは東京、大阪でも移動絵本屋を出店しました。
2020年春、コロナの影響によるイベント自粛をきっかけとし、
移動絵本屋は活躍の場を失います。
「それでも、絵本を。」という想いから、
店主が生まれ育った北名古屋市に
実店舗の『こども古本店 ツナギ畑本店』を開店されたそうです。
「前の持ち主の思い出を、大切に次の時代へと繋げたい。」という、
熱い想いをお持ちの店主様が、こどもたちに喜んでもらいたい
という気持ちを込めて作られた、
絵本の世界の店内を紹介していきます。
まず、店内に入ると出迎えてくれるのが、
[らぶっく号]です。
絵本の街を走り抜けて、
職人さんが修理した絵本を乗せて、
こどもたちへ夢を届けます。
わくわくする運転席では、座って本を読むことが出来ます。
入って左手側にあるのが、森の中をイメージして作られた、
[絵本の森]です。
どんぐりのライトがつるされた、
ほっこりしたスペースになっていて、
寝そべって本の世界を散歩することが出来ます。
絵本の森の奥には、
人気キャラクターのグッズ売り場が設けてあります。
品揃えも豊富で、ママ友同士のギフトなども揃いそうです♪
店内を進んでいくと、
[絵本クリーニング工房]があります。
こどもたちに安心な本を届けるために、
絵本の修理や、クリーニングをする場所です。
冷蔵庫のようなものは、図書消毒機です。
この図書消毒機を導入した本屋さんは、こども古本店さんが
日本で初めてだそうです。
工房内で使われている大きなテーブルは、
以前この場所に店舗があった桃花亭さんの
大看板をリサイクルしたものです。
こういったテーブルのように、店内の随所に、
「ものを大切にする。」という心遣いがあるのです。
こちらは、[童話の小部屋]です。
集まってくるこどもたちや、
大人にも人気なこのスペース。
屋根裏部屋をイメージして作られています。
すぅっと絵本の世界へ入り込めるような、静かで落ち着いた空間です。
窓には、時間の経過によって変化する、影絵が映ります。
何をイメージしたシルエットでしょうか。
この世界観を、是非一度、実際に見て感じて頂きたいです。
店内奥には、とてもポップで可愛らしいデザインで作られた、
[ベビーハウス]があり、こちらで授乳、オムツ替えが出来ます。
また、壁面には、[こども古本店ってなあに]のコーナーがあり、
活動内容や、可愛く再現されたジオラマや、
毎日のようにお店に届く、こどもたちからの手紙が展示されています。
お子様と一緒に、こども古本店のファンになって手紙を送れば、
展示してもらえるかもしれません♪
絵本修理の職人さま方が手掛けた、
しかけ絵本の迫力に魅了されながら、
らせん階段へ向かいます。
らせん階段には、当店のシンボルツリーの、
[本の木]があり、美しく開いた、
しかけ絵本の実を付けています。
階段をのぼっていくと、[ギャラリー]があります。
2名の作家さんによる作品が、展示、販売されています。
店主様の、「才能ある女性の活躍できる場を提供したい。」
という想いから実現したスペースです。
その先には、絵本の読み聞かせや、
イベント会場として使われている、[ホール]があります。
夜空をイメージした空間で、天井を見上げると、
月や星のアートが広がっています。
ここに置かれている本も、星や宇宙など、
夜空を連想させる種類のものばかりです。
絵本の読み聞かせは、
毎週土日の、14時から開催されています。
絵本のプロによる、絵本の世界での読み聞かせを、
是非一度体験してみてはいかがでしょうか。
ここまでは、店内の様子をレポートさせて頂きました。
次の記事では、熱い想いをお持ちの店主様へのインタビューを、
まとめてお伝えします。