管理栄養士が伝える!離乳食の進め方 (離乳食初期5〜6ヶ月頃)

2021年4月28日

離乳食は、育児の中でも『大変』と感じるものの一つではないでしょうか。

離乳食で大切なのは、赤ちゃんのペースに合わせて、無理なく、焦らず、

根気よく進めていくことです。

●離乳食開始時期

口腔機能が発達してくる生後5〜6ヶ月頃が始める目安です。

ヨダレの量が増えたり、大人が食べているのをジーっと見たり、

スプーンを加えさせた時に舌で押し出さず

パクッと食べる様子を見せたりなどが開始のサインの一つです‼︎

●衛生管理はしっかりと

まだ消化機能なども未発達なため、新鮮な食品を使い、

加熱などをする他に調理器具の衛生管理もしっかり行いましょう。

また手や爪の間なども洗ってから調理しましょう。

●1日1回1さじから

はじめての離乳食はアレルギーなどの心配も少なく、

消化の負担も少ないお粥から始めましょう。

トロトロとしたポタージュ状の10倍粥を1さじ与えます。

シリコン製など柔らかいスプーンの先端に少し粥をのせ、

まずは目で捉えさせます。

下唇にスプーンを当てて、

口を開けたら口の中に入れてゆっくりとまっすぐ引き抜きます。

上手く入らずこぼれてしまうかもしれませんが、

少しずつ慣らしていきましょう。

2日目は粥をスプーン2さじ、3日目は粥を2〜4さじ、

4日目は粥を3〜5さじと食べるようなら徐々に量を増やしていきます。

個人差があるので、食べない場合は2〜3さじを続け、

食べる場合は6日目には10さじ近く与えても良いです。

離乳食後に欲しがるだけ母乳は与えても問題ありません。

※排便があるかなど確認し、食べさせ過ぎないよう気を付けましょう。

●怖がらずにチャレンジ‼︎

お粥に慣れてきたら、野菜を1つずつ試していきましょう。

にんじん、かぼちゃ、さつまいもなどは甘味があり

柔らかくして潰しやすいです。

ひとさじ量作るのは大変なので、

フリーズドライのベビーフードを使うのも一つです。

お粥と野菜で1週間経ったら、

ヨーグルトや白身魚などたんぱく質を含む食品を1さじずつ進めます。

食物アレルギーの心配から食べさせるのを遅らせたり、

与えないのではなく、食べることに慣れさせる、

食べられる食品を増やす事を意識して進めていきましょう‼︎

また離乳食中期(7〜8ヶ月)、離乳食後期(9〜11ヶ月)、

離乳食完了期(12〜18ヶ月)についてもお伝えします。

☆ この記事を書いてくれたライターさんは…