ちょっとしたことで食中毒予防に!夏場や梅雨の時期の食品保存について

2022年5月31日

気温の高い日も増え、初夏を感じられるようになったのと
合わせて、梅雨も近付き食品の保存に気を付けたい時期になってきましたね。
今回は、食中毒予防のポイントを紹介します‼︎

○食中毒は年間通して発生する


食中毒は、梅雨時や夏場だけではなく、年間通して発生します。
特徴として、梅雨時や夏場は細菌性の食中毒が多く、冬場はウイルス性の食中毒が多くなります。
どちらも腹痛や嘔吐、下痢、吐き気などの症状が起こるため、適切な食品の保存や衛生管理が大切になります。

○夏場に多い細菌性食中毒


気温が高くなったり、梅雨などジメジメとする湿度の高い時は、細菌が増殖しやすくなります。
腸管出血性大腸菌(O-157)やカンピロバクター、サルモネラ菌といった細菌が、食品に付着し、増殖したものを口にすることで食中毒の症状が出ます。

○つけない・増やさない・やっつける


食中毒の予防ポイントは、「つけない」「増やさない」「やっつける」という3つがあります。

・つけない
食品に細菌をつけないためにも、石けんを用いて手指を洗い清潔な状態で調理するようにしましょう。また、まな板や包丁は洗剤でしっかりと洗い、乾燥させる事が大切です‼︎
野菜の次に肉や魚を切るなど、食材を扱う順番にも気を付けましょう。

・増やさない
細菌の多くは30〜40℃付近で増殖しやすく、10℃以外で増殖スピードが緩やかになり、マイナス15℃以外で増殖が停止するとされています。
肉や魚は購入後速やかに冷蔵庫へ入れ、冷凍庫内の温度が高くならないように、詰め過ぎないようにしたり、開け閉めをあまりしないようにするとよいです。

・やっつける
細菌やウイルスのほとんどが、加熱により死滅します。食品の表面だけでなく、中心部までしっかり加熱する事が大切です。
カレーやシチューなどは、鍋底からしっかりと混ぜることで、加熱温度が全体に行き渡るようにしましょう。
また、キッチン用の漂白剤なども用いて定期的に清掃し、細菌が残らないようにすることも大切です‼︎

作り置きした料理などもしっかり再加熱し、食べ切れるだけの量を作るなど、いつもよりも少し気を付けて食品を管理、保存し、衛生管理を行いましょう☆

☆ この記事を書いてくれたライターさんは…