前編では乳がん・子宮頸がん検診の啓発活動をされている
「さくらいろプロジェクト」について、がんについて触れました。
後編では具体的な検診の中身についてお伝えします。
●検診は2年に1回
乳がん・子宮頸がんともに推奨されているのが二年に一度の検診です。
乳がん検診は、医師による触診・マンモグラフィー・超音波検査があります。
マンモグラフィーは乳腺が発達していると、がんを発見しにくくなります。
その為、授乳中のママは原則受けられません。
またX線撮影なので妊娠中も避けた方がいいです。
超音波検査は授乳中・妊娠中でも受けられますので、
詳しくは受診される病院に確認してください。
検診費用は自治体によって補助もありますが、自費で受診した場合でも病院ごとに異なりますが、
大体5000円~10000円前後で受けられます。
あと、気になるのがマンモグラフィーの痛み。私自身も二年ごとに受診していますが、
確かにマンモグラフィーは痛いです…。
でも長時間かかる検査ではないので、今後の安心と比較すれば我慢できる痛さだと思います。
子宮頸がんは乳がんと違いセルフチェックができないので、
検診で発覚する方も多いそうです。
こちらも同じく自治体からの補助もありますし、
妊婦検診の際に検診を受けたという方も多いと思います。
子宮頸がんは若い世代で増加傾向にあるので、20歳から定期的に検診を受けるのが推奨されています。
●子宮頸がんワクチンって大丈夫なの?
子宮頸がんはワクチン接種で予防する事もできます。
原因となるウィルス感染そのものをブロックできます。
メリット ・積極接種している国ではがんになる確率が90%減少
・小6~高1女子であれば接種補助あり
・産婦人科他内科など様々な医療機関で接種可能
デメリット ・副反応がでる場合がある(重篤なものは1万人に9人程度)
・一年のうちに3回接種が必要(ワクチン種類により回数・間隔が異なります)
・ワクチン対応していない種類のウィルスもあるので全ての子宮頸がんに有効はでない
コロナウィルスワクチンと同様、ワクチン接種にはデメリットもあります。
副反応もあるので、国や自治体は慎重な姿勢です。
ワクチンに関する情報をしっかりと把握した上で、
ママ自身ややお子さんにも接種が必要か考え、選択する事が大切です。
厚労省HPで詳しく紹介してありますので、是非参考にして下さい。
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/index.html
●自分自身を大切に
代表のはるなさんは、
「自分たちのこうしたアクションがきっかけで、がんや検診について知ってもらえるきかっけになれば」
と仰っています。
さらに子どもたちには、性教育と同じように家庭教育の一環として、
また学校教育の現場でも伝えていくべきだとも。
自分の体や、病気について知ることで、日ごろから自分自身を大切にする気持ちに繋がります。
ママも自分の事は後回しにしてしまいがちですが、
自分自身を大切に、いつも笑顔で健康で過ごしたいですね。
さくらいろプロジェクトでは、
他にも「防災」や「SDGs」など様々なテーマで活動しています。
難しいテーマが多いですが、これまでの啓発活動に加え、
身近に考えられるようにわかりやすい新聞も今後発行する予定なので、
これからの活動にもぜひ注目してください。
さくらいろプロジェクト