突然ですが、
日本で女性がかかる「がん」の第一位は何か知ってますか?
答えは乳がんです。9人に一人がかかると言われていて、
子育て中のママ世代の30代から増加し始め、
40~60代に特に多く見られます。
慌ただしい日々でついおろそかになりがちな「ママの健康」。
コロナ禍で以前よりも健康の大切さを実感された方も多いと思います。
今回は「乳がん・子宮頸がん検診の大切さ」を呼びかけ活動されている
「さくらいろプロジェクト」のはるなさん・AYAさんにお話を伺ってきました。
●さくらいろプロジェクトとは
代表である、はるなさん他数名の子育て中ママたちを中心に、
女性やママたちの社会との繋がりを持つ一歩を応援したい、
そんな思いで「さくらいろプロジェクト」が発足されました。
主な活動としては、
マルシェやワークショップなどのイベントの開催やインスタグラムライブなどでの
情報発信です。
こうした活動の中で、
多忙でがん検診に行けない方・実際に乳がんを発症した方に出会い、
検診の大切さを伝えたいという思いが強くなったそうです。
そんな頃、看護師であるAYAさんが活動に参加し、
より専門的な知識を伴い啓発活動を行うようになりました。
現在では、イベント開催時に来場者や出店者に
検診に対するアンケートの実施・資料の配布、SNSなどのツールでの啓発活動をしています。
●乳がん・子宮頸がんの事教えて
乳がんは乳房にできるがんで、多くは乳管(母乳の通り道)から発生します。
初期段階であれば90%以上が治癒できるので、
早期発見がとても大切です。
出産経験の有無や家族歴などの要因はありますが、
年間9万人以上がかかる、女性にとって最も身近に感じるがんです。
子宮頸がんは子宮の入り口(子宮頚部)から発生するがんで、
世界的には女性がかかるがんの第二位です。
また、他のがんと違い、年々増加傾向にあるのと、
20~30代の若い世代での増加が目立つのが特徴です。
年間1万人がかかり2800人が亡くなっています。
さくらいろプロジェクトが
およそ40人に行ったアンケートでは乳がんに関心があるのは100%、
子宮頸がんに関心があるのは97%という結果が出ています。
女性、特に子育て世代のママには知っておいて欲しい病気と言えますね。
●月に一度はセルフチェック
乳がんはセルフチェックができます。
乳腺が発達しているとわかりにくいので、
月経終了後1週間前後、生理不順の方は自分で毎月〇日はセルフチェックの日と
決めると忘れずにできます。
実際のやり方はこちらです。
触った感触としては梅干しの種のようなぐりぐりとした感触があると要注意です。
そういったしこりのようなものを感じた場合、
また自分ではよくわからないという場合は病院での検診をぜひ受けてください。
続く後編では検診の内容や子宮頸がんのワクチンについてお伝えします。