2021年5月23日、絵本作家エッリックカールさんが亡くなられました。
色彩豊かで、どの絵本も心温かいストーリー。
世界中で愛された作品の数々を、今日は少しだけ紹介したいと思います。
●はらぺこあおむし
幼いあおむしが、毎日お腹いっぱいに、色々なものを食べながら
成長し、最後は美しい蝶になる様子が描かれています。
アメリカで最初に出版されたのは、1969年。
以来、世界63の言語に翻訳され、累計4400万部にのぼり、世代を超えて親しまれています。
日本では、1976年に発行され、今も年間25万部以上が売れる異例の作品となっています。
文章を歌にしたものまで、作られており、
みんなに愛されている作品だということがわかりますね。
色彩豊かなことも素敵ですが、こども心をくすぐる仕掛けが満載なのも
エリックカールの絵本。
この「はらぺこあおむし」では、このように、あおむしが食べた穴が空いていて、
こどもは、指を入れたり、のぞいたり、、笑
大きなサイズから、お出かけ用の小さなサイズまで、
さまざまな大きさの絵本が販売されています。
●パパ、お月さまとって!
これも、娘たちが小さな頃によく読んだ絵本です。
娘のモニカが、お月さまと遊びたいから、パパにとって!と頼みます。
パパがお月さまに話すと、お月さはは、
「私はだんだん小さくなるので、ちょうどいい頃に連れてってください。」
と話します。
お月さまが小さくなり、モニカは無事にお月さまと遊ぶことができます。
が、あるとき、ポッと消えてしまったお月さま。
そして、数日後、空にお月さまが浮かんでいるのを見つけるのです。
お父さんが長〜いはしごで、お月さまに会いにいくシーンは
とても面白く、絵本を飛び出す仕掛けでワクワクします。
絵本というのは、こどもの想像力、感受性を育て、親子のコミュニケーションなど、
さまざまな効果をもたらします。
色彩豊かで、遊び心が溢れる、エリックカールの絵本は、
大人もこどもも大好きになるでしょう。
ぜひ、お気に入りの本を見つけてみてくださいね。