管理栄養士が伝える!離乳食の進め方(離乳食後期9〜11ヶ月)

2021年5月26日

離乳食後期(9〜11ヶ月)頃からは、

いよいよ朝、昼、夕と大人と同じように3回食事をするようになり、

食べられる食品が増え、

だんだんと大人と同じような食事が摂れるようになってきます。

この頃、頭をを悩ませるのが『つかみ食べ』でしょうか。

これも成長に必要な行動なので大変ではありますが、やらせてあげましょう‼︎

●1日3回食へステップアップ

1日2回の食事に慣れてきたら、

3回へステップアップしましょう。

生活の中に食事がある事を少しずつ身に付けていき、

生活リズムを整えていくことが大切です。

食事回数が増える分、

負担も多くなりますがどこか1食はベビーフードを利用したり、

朝は毎日パンなどとしても良いです。

”朝ご飯を食べる’’という事を習慣化させていきましょう。

●つかみ食べは大切な食行動

つかみ食べが始まるようになってくると、

ご飯などをギュッと握って机や服にこすりつける、

食べずに持ったまま離さない…

など食卓や衣服が汚れたり、

手指を拭き取ったりと手間がかかります。

しかし、つかみ食べは、食べる事への興味の表れであり、

目と手と口の共同作業、

奥歯の発達や一口大の習得など成長のためには欠かせない行動です。

汚れても良いように、机にマットをひいたり、

椅子の周りに新聞紙をひく、

腕を通すタイプのエプロンをするなど、

出来る対策をして積極的につかみ食べをさせてあげましょう‼︎

●鉄分補給を意識しましょう

1日3回の食事になりますが、まだ十分な量は食べられません。

鉄分は発達に必要な栄養素なので、

鉄分を含む食品を意識して用いると良いです。

肉類のレバー、ほうれん草、ひじきなどに多く含まれます。

レバーは調理も大変なのでベビーフードを上手く活用しましょう。

粉末のものなら、お粥やハンバーグなどに混ぜて与えても良いです。

フォローアップミルクも鉄分への配慮がされており、

水で溶けるため使いやすいです。

バナナと一緒にミキサーにかけて与える、

ミルク粥、グラタンのホワイトソースに使うなども一つの方法です。

無理に与える必要はありませんが、

上手く利用して負担を減らしましょう‼︎

☆ この記事を書いてくれたライターさんは…