4月から入園・入学というお子さんも多いと思います。規則正しい生活・整理整頓、新しい生活に伴ってぜひ身に着けてほしい習慣もありますよね。そこでお子さんの自立を助けるグッズや工夫をご紹介します。
■物が帰る場所を「見える化」
まずはおかたづけの習慣。毎日、自分で準備してお片付けするそんな習慣を少しずつ身に着けてもらうための工夫です。
散らからないコツは物が帰る場所をきちんと作る事です。
SNSでは調味料などきれいにラベリングして収納されているおうち、よく見ますよね。
こどもにわかりやすくする為には文字だけでなく、写真やイラストをセットにします。
例えば、こちら
靴を置く場所を「見える化」です。
散らかりがちな靴もこういった印があるだけで人は自然と揃えて置きます。
我が家は印刷したものをラミネート加工して貼ってあります。
透明のクリアファイルに直接靴型を書いても作れますし、100均やネット通販などで専用のステッカーも販売しています。
また、その他のカバンや制服なども写真付きで収納する場所に印をつけておけば、物が迷子になりません。
まだ文字が読めないお子さんでもぜひ文字を一緒に書いておいて下さい。
将来文字に関心が出てきたときにきっと文字を一緒に覚えてくれますよ。
■帰ったらやる事も見える化
こちらは我が家で使っている「帰ったらやる事カード」です。
「手洗い」「洗濯物をだす」「連絡帳を出す」など帰宅してからやる事を一枚ずつカードにしてあります。
パンチで穴を開け、してほしい順番でリングでまとめてあります。
玄関にこのカードを置いておき、帰宅したらお子さんが自分でめくって順番に行っていきます。
我が家は写真で作ってありますがもちろんイラストでも大丈夫です。
始めは枚数も少なくし、だんだんと「してほしい事」が増えてきたらカードを追加して作ります。
そして大切なのが一番最後のカードはお子さんのご褒美になるものにして下さい。
例えば我が家では「おやつ」というカードが最後になっています。
全部ひとりでできたらご褒美がもらえる、これでお子さんのやる気もアップします。
ご褒美はお子さんが好きなもの「アイスクリーム」、「テレビ」何でも良いです。
「ママがギュッと抱っこ」なんていうのも素敵ですね。
こうした写真やイラストでの「見える化」、我が子のような発達障害児のサポートに使われる「視覚支援」という方法です。
文字や言葉だけでなく、写真やイラストでわかりやすく工夫する、まだ文字の認識が難しい小さなお子さんにも向いている方法だと思います。
ぜひ試してみて下さい。