こどもの服装調節で免疫力アップ

2021年2月23日

三寒四温。暖かい日と寒い日の繰り返しが続くこの季節、お子さんの毎日の服装悩みますよね。薄着にさせすぎて風邪をひいてもこまるし、外出したら思ったよりも暑かったり寒かったり。そこで、現在私の次男が通園している園の保育士さんの話を参考に、季節の変わり目におすすめの服装をご紹介します。

☆まずは基本。こどもの体温は高めです☆

こどもの服装を考えるときの大前提として「こどもの体温は大人より高い」という原則があります。もちろん個人差はありますが、こどもの平熱は36.5℃~37.5℃と言われています。

体温が高いという事は、大人と同じような服装だと、熱がこもってしまうという事です。大人が3枚着る季節にはこどもは2枚と、大人よりも1枚薄着にするのが通説です。厚着をして汗をかきすぎてしまうと、体が冷え風邪の原因にもなりますし、体内の熱を放出できないと脱水症状にもつながります。適度に汗をかく必要はありますが、過度な厚着はこどもの体温調節機能の発達にも良くないといわれています。

☆動きやすさ・着やすさ重視☆

もう一つ、保育の現場で薄着が推奨されるのは、単純に「動きやすい」という事です。モコモコに着こんでしまうと動きづらくなり、遊びや製作などこどもが活動しにくくなります。

また、薄手の服のメリットは「着替えのしやすさ」もあります。汗をかいてぬれたままの状態だと、体が冷えます。こまめに着替えをするのが大切なので薄手の服の方が着脱が楽ですよね。また、着脱のしやすさは、ある程度の年齢だと、「自分で着脱できた」というこどもの達成感にもつながります。

☆具体的にはどんなものがいいの?☆

素材としては綿などの吸水性のある天然素材のもの、そして薄手のものを何枚も重ねて着るのがおすすめです。裏起毛などの厚いもの1枚よりも、綿の薄手のTシャツ2枚重ねた方が、体温調節しやすいです。そのほかに長袖Tシャツの上に半そでTシャツを重ねたり、ベストを重ねたりも良いです。

暑くなれば一枚脱ぎ、涼しくなったら一枚重ねる、そんなイメージです。

また、この季節朝晩など急に気温が下がる時がありますよね。そんな時は気軽に保温できるネックウォーマーがおススメです。首が温まると体全体が温まるので効果的です。

体温調節のしやすい服装で、お子さんの免疫力をアップしましょう。ただし、今まで厚着に慣れてきたお子さんが急に薄着になると体調を崩してしまうので、お子さんの体調をみながら、取り入れてくださいね。

☆ この記事を書いてくれたライターさんは…