管理栄養士が伝える!離乳食の進め方(離乳食完了期12〜18ヶ月)

2021年6月28日

離乳食完了期は、満1歳を迎えた頃から1歳半くらいまでの期間で、

食べられる食品や形状が増えてきます。

エネルギーのほとんどを離乳食から摂れるようになりますが、

まだ一度にたくさん食べられないので、

焦らずゆっくりお子さんのペースに合わせて進めましょう。

●形や大きさを工夫して噛む練習を

上下の前歯が生えてきて、食べ物をかじりとる事ができるようになってきます。

ご飯は少し柔らかめに炊いて、

丸めたおにぎりのようにしてあげたり、

野菜はあえて少し大きめに切って、前歯でかじれるようにするのも良いです。

大きさや柔らかさの目安は、ミートボールくらいです。

あまり大き過ぎる、固すぎると食べにくかったり、

丸ごと口に入れてしまうと危ないので注意しましょう。

●献立を考える時は黄色、赤色、緑色の食品を揃えよう

栄養バランスを良く〜と育児本などに書かれてますが、

好き嫌いがあったり、何をあげれば良いのかわかりにくいですよね。

小学校や中学校の家庭科で食品を

黄色、赤色、緑色のグループに分けるのを習ったと思います。

・黄色:体を動かすエネルギーになる→ご飯やパン、麺類など

・赤色:筋肉や骨など体を作るもとになる→肉や魚、卵など

・緑色:体の調子を整える働きをする→野菜や果物、きのこなど

この3色が揃うように意識すると栄養バランスは整いやすくなります。

ただ朝、昼、夕と毎日は大変ですし、手間がかかりますよね…

まずは、お母さんが用意しやすいタイミングの食事から無理なく実践してみましょう‼︎

せっかく色々考えて手間ひまかけて作っても食べてくれない時もあると思います。

大人もそうですが、その日、その時で食べたいと思うものや気分が違ったりしますよね。

お子さんもその日、その時の気分が違うと割り切って、

一度食べなかったから次から与えないのではなく、

違う日にしたり、味付け、形を変えるなどして与えていきましょう‼︎

●家族で食卓を囲もう

1日のうちどこか1回は家族みんなで食卓を囲みましょう。

家族みんなで食べると食事の時間が楽しいものとなり、心の栄養も満たされます☆

コロナ禍でたくさんの人が集まって食事をする事が難しいですが、

ステイホームの食事時間を楽しいものにしましょう‼︎

☆ この記事を書いてくれたライターさんは…