体験レポート!コロナ禍での妊娠・出産

2021年6月15日

新たな命の誕生は、本当に奇跡的なことです。

ですが、今世の中はコロナの感染が蔓延しています。

その中での妊娠・出産は、いつもに増して不安な日々が続きました。

これから妊娠・出産を控えている方の参考になればと思い、今回私のコロナ禍での妊娠・出産経験と周りから聞いた話をしようと思います。

●妊婦検診

まだコロナがこの世に現れる前までは、夫やパートナーの方と、

また上の子どもを連れて健診に行くことが出来ました。

しかし、コロナが流行してからは、健診への付き添いは基本厳禁でした。

また、マスクを着用すること、病院又は産院に入る前は手のアルコール消毒と検温が必須でした。

待合室の席は、間隔を開けて座るようになっていました。

病院では、中待合室を妊婦健診の患者、

外待合室を婦人科の患者が座るように工夫されていました。

●母親学級・父親学級

出産前に母親学級や父親学級などが行われますが、コロナ禍の現在、行われることはなかったです。

しかし病院や産院によっては、実際にやっているところもあれば、

インターネットを通じて対応しているところもありました。

●PCR検査

妊娠9か月に入り、2週間に1度のPCR検査が行われました。

この検査の結果には有効期限がありました。

検査を行い、有効期限が過ぎてしまうと、

出産時に助産師や医師が防護服を着用して出産に臨むと聞きました。

また、検査の結果が出るまでは、上記の出産時の対応に加え、

産後の部屋が隔離、赤ちゃんとも別室、

部屋に入る助産師や医師も防護服を着用との説明も聞きました。

そのため、PCR検査の結果が有効期限内の出産を選びました。

●出産

当日、立ち合い出産をすることは出来ませんでした。

その分、たくさんの助産師が分娩台の周りを囲み、

手を握り、腰やお尻をさすり、励ましの声をかけてくれるなど、

夫の代わりをしてくれました。

また医師、看護師、研修医が分娩室にいてくれたので、

心細さはなく出産を迎えることが出来ました。

むしろ、心強かったです。

出産後、分娩台で2時間待機している間に、電話をすることが可能でした。

立ち合い出産が出来なかった分、

その時間帯で生まれた赤ちゃんを電話越しで見せることが出来ました。

これは、あくまでも私が入院していた病院での対応方法であり、

他の病院や産院によっては立ち会いが出来た、リモートで立ち会うことが出来た、

出産後分娩台での電話は出来なかった、など対応方法は様々です。

●産後の入院生活

産後の入院生活でも、面会することは出来ませんでした。

その分、助産師が部屋に来てたくさん声かけをしてくれました。

面会が出来ないという寂しさはありますが、

助産師が声をかけてくれることで、多少の寂しさは緩和されました。

また必要な荷物は、家族に産婦人科病棟の入り口まで来てもらい、

インターホンで助産師を呼び出し、

助産師経由で荷物の受け取りをしていました。

これらも病院や産院によって、面会が出来た、面会が出来なかった、

荷物の受け渡しは出来た、助産師経由だった、受け渡しが出来なかった、など違いがあります。

●小児病棟への対応

出産後、赤ちゃんと一緒にいることが出来ない場合があります。

赤ちゃんが小児病棟やNICUに入ることもあります。

私が出産した病院の場合は、親のどちらか1人が決められた面会可能時間に、

赤ちゃんへの授乳や沐浴が出来ると聞きました。

●最後に

コロナの影響を受けて、病院や産院によって対応方法も変わってきますので、

あくまでもこれは参考程度に読んでほしいです。

コロナ禍でも自分の希望する出産が実現する病院や産院もあります。

前を向いて妊娠・出産に臨んでもらいたいと思います。

☆ この記事を書いてくれたライターさんは…