娘の初めてのヘアドネーション体験レポート。
前日の撮影から、髪の毛に鋏をいれるその時までの様子をご紹介していきます。
●前日に振袖撮影
せっかく長く伸ばした長い髪。
記念に撮影するにあたり、祖母の振袖が身長的に成人式まで持たないこともあり10歳で2分の1成人式として撮影しました。
長く伸ばした髪がきれいに見える髪型でと思い、ずいぶん大人っぽい仕上がりで撮影しています。
親としても子の姿は成長を記録に残せて記念になりました。
本人も長く伸ばした髪を1日かけて振袖を着て、ヘアセットとメイクをして過ごす1日は楽しめたとのことでした。
●翌日には美容室へ
翌日夕方には美容室を予約していましたので早速美容室へ。
注意することは当日鋏を入れる前に髪の毛は絶対にシャンプーしないということです。シャンプーは前日の夜までにお願いしたいとのことでした。水気が残っているとカビが生えてしまったりするので乾いた状態で郵送するのです。出来たら当日も癖がつくような三つ編みなどもしなくていいよと言われていきましたので下した髪の毛で伺いました。
●長さを確認しながら髪をまとめていきます
美容師さんが髪を1束ずつまとめ全部で5つの束にしてくれました。ゴムで止めたところより少し上に鋏を入れるので大体同じくらいに、長さもメジャーで測りながら整えていきます。
彼女は鏡を見ながらワクワクしているようでした。
●自分で鋏を入れますか?
いざカットの時となった際に、美容師さんが気を利かせて、「自分で鋏を入れますか?」と聞いてくださいました。
少し悩んで彼女は「いいです。切ってください。」はっきり言いました。
記念だから切ってみたらいいのにとも伝えましたが、「大丈夫」とあっさり。その時の気持ちは親である私にもちょっとわかりませんでしたが、決意がある感じがしました。
●切ってしまうのは一瞬
伸ばすのに約3年。カットした髪を見て、
「伸ばすのは大変なのに切るのは一瞬なんだな」とつぶやいていました。未練はなさそうでしたが、長かったなぁという実感がわいたようでした。カットした髪はジップロックの袋に入れていただき、残った髪はきれいに整えていただきました。
カットした後のヘアスタイルも満足そうでした。
●そして発送を・・・
美容室さんからもらった申込書に自分で記入をし、寄付証明書が2か月後ぐらいに送られてくるということで返信用の封筒も入れ、レターパックにて郵送しました。
ドナーシートも自分ですべて記入しています。
難しい質問はありませんが、名前を書き、住所を記入し、手続きをし、郵送するまで完了すると、「自分の意志で決めて行った」という気持ちになったのか、うれしそうな顔をしていました。
まだ証明書は届いていませんが、また伸ばすの?という質問には、「そうだね。またやろうかな」というくらいなので、とても満足した時間だったようです。
「ヘアドネーションをする」ということはもちろん素敵なことですが、10歳という節目にいろいろ考えられたこと、また親としても一緒に学べたことはとてもいい経験ができたかなと思います。
ふるさと納税やペットボトルキャップ集め、被災地支援などいろいろな形で寄付や困っている方への協力のしかたはあると思います。
ヘアドネーションも必要としてくれている方がいることを知り、「せっかく伸ばした髪があるなら誰かのために」そのくらいのきっかけとしてぜひ挑戦してみるのもいいのかなと感じました。
もしきっかけを探している方がいらっしゃるなら、小学生の子も挑戦できる「ヘアドネーション」を挑戦してみてはいかがでしょうか?
ヘアドネーション協賛店という店舗もありますが、美容師さんにご相談いただきますと対応してくださるとのことでした。
申込書などは協賛店さんならそのお店にて、お店ではなくともルールに合わせたカットのしかたであれば個人でも申し込み可能です。
ドナーシートや郵送先はサイトからもダウンロード可能です。
各協会さんよりお問い合わせください。