☆初めてのヘアドネーション体験レポート・その1☆

2021年3月18日

妊娠生活、出産と準備期間の長いママたち。

髪の毛のお手入れはショートカットでさっぱり過ごそうか、長くしてしまって縛っていた方が楽なのかなと悩ましいところではないでしょうか?

実際私も出産までは長くしていて、産後、髪の毛を乾かす余裕もなくバッサリ切った記憶があります。

さてなぜ髪の毛の話かというと、表題の「ヘアドネーション」。

ご存じの方も多いのではないでしょうか?

実際私もまだ未体験なのですが、実は娘が初めて先日行いました。

年齢は10歳。伸ばしていた期間は約3年。

彼女が体験した初めてのヘアドネーションをご紹介していきます。

■ヘアドネーションとは

聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?

自分の髪の毛をある程度の長さでカットし、きちんとした形で寄付団体に郵送し、その髪の毛から医療用のウィッグを作るというボランティア活動の一つです。

現在では芸能人の方も多く参加されたびたびニュースになっていたりもします。

■小学生の娘が興味を持ったもの

当時小学1年生の終わりをむかえるころの娘は髪の毛を伸ばしていきたいということを言っていました。

しかしなかなか自分で手入れをするのも難しく、自分の管理できる長さであれば伸ばしてもいいよと、そのように話していました。

ある日テレビで「ヘアードネーション」で作られたウィッグを手にした方のテレビ番組を見て、医療用ウィッグを必要としている方がいること、自分の年齢でも寄付ができるということを知り、

自分で手入れをするから長くしたい!

これに参加できるようになるまで伸ばしたい!

と言ってきました。

ずいぶん興味を持ってテレビを見ていたのを今でもなんとなくですが覚えています。

■ヘアドネーションを決めてからの成長

長い髪を維持することはシャンプーやドライヤー、そして朝の髪のセットがかなり大変だったなと記憶しています。

ヘアドネーションをするという前は、朝、髪を縛って、夜は髪を乾かしてというのはもちろんのこと、絡まった髪を何とかしてほしいというのもかなりあったと思います。

しかし彼女は寄付を決めた後くらいから、一人で縛れるようになると、朝母親に髪を縛ってほしいとは言ってこなくなりました。

3年生に上がったころから徐々にドライヤーも自分でできるようになってきました。

4年生になるころには疲れていたりしてお手伝いを言われるとき以外は、ほぼ自分でやってくれていたと思います。

「寄付をする」という目標もあったのと、自分で言い出した手前、お任せにしなくなったこともいい経験だったのではないかなと今思うと感じています。

■寄付をする日を決めてから

伸ばし始めて約3年。

そろそろいいかなと思い始めたころ、10歳になり、祖母の振袖を着ることができる身長になったこともあり、記念に撮影をしてから美容室へ行くということが決まりました。

振袖の写真を撮影するのでせっかくだからその写真にきちんと長い髪を残した後、ヘアドネーションをしようとなったのです。

しかしいざ日にちを決めると、途端に長い髪をあとひと月維持するのがつらくなってきていました。

人間とは不思議なもので、「もう切ってもいいんだ」と思うと我慢ができなくなるのですね。

撮影の翌日に美容室を予約し、そこまでの約1ヶ月は本当に指折り数えて長い髪を手入れしていました。

ちょうど寄付をすると決めた1か月前。

対応してくださる美容室さんへ予約をいれ、どのくらいカットできるか、そのあとにどのようなスタイルにするか、ヘアドネーションに関する本とともにアドバイスを受けてきました。

協会によって異なりますが、現在はコロナの影響で美容室からの発送ができなくなっていますので、自ら申込書に記入をし、郵送することになっています。

今回は31cm以上の寄付ということで受付をしてくださる協会へ寄付することにしました。

調べたところもう少し短くても対応してくださる協会もあるとのことですので、気になる方はぜひ調べてみてください。

■ヘアドネーションを学ぶと・・・

実際協会の方の本も読ませていただき、医療用ウィッグを必要としている方は多くいらっしゃいます。

そのウィッグをつくるにあたっても、1つ作るのに30名程度の髪が必要と伺いました。

さらに長さ、髪質、色、クセ、カラーリングなど状態は様々。

すべてを整えて1つを作るのには大変な労力がいるということもわかり、彼女もとても驚いていました。

私も知らなかったことなので、一緒に学ぶ機会になってよかったなと思っています。

ここまでに丸3年。

伸ばすと決めたときにはただ伸ばすだけの気持ちでいた彼女が、いざ日にちを決めて、カウンセリングで美容室へ行き、カットするとなるまで約1ヶ月。

その当日の様子は体験レポートその2でお伝えできればと思います。

☆ この記事を書いてくれたライターさんは…